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組合いの紹介

圏域の概況

 南部圏域は、沖縄本島南部地域の8市町と那覇市の西から北西部に位置する慶良間諸島、久米島、粟国島、渡名喜島及び東部太平洋上に位置する南北大東島等の離島7町村を含む5市4町6村で構成されています。

 本圏域は、多様な地域特性を有し、世界でも有数なサンゴ礁が発達する慶良間諸島は沖縄海岸国定公園区域に含まれ、久米島、渡名喜島においては県立自然公園に指定されています。また、ラムサール条約に登録された漫湖干潟など独自の水系環境をはじめ、南部海岸に広がる海食崖景観の景勝地や亜熱帯気候が生む多彩な植生、動植物の生態系など、地理的変化に富んだ様々な自然環境も保全されています。

 平成12年12月には、沖縄の文化財が「琉球王国のグスク及び関連遺産群(全9遺産)」としてユネスコの世界遺産に登録され、うち5遺産が本圏域内に存在するなど、古琉球から近世にかけての貴重な歴史・文化財が全圏域にわたって多数分布しています。特に1万8千年前の港川人(古代人遺跡)などの考古学・人類学上重要な先史時代の遺跡は世界的にも注目され、また那覇、糸満、与那原の沖縄三大大綱ひきやハーリー(ハーレー)に代表される伝統行事や伝統芸能などが展開され、地域社会の文化的エネルギーには旺盛なものがあります。

 また本圏域は、平和と友好による国際交易を展開した琉球王朝の拠点となった歴史や沖縄戦において戦場となった経験を有しており、沖縄戦跡国定公園や平和学習の場として国内外に知られる場所も整備されるなど、今後も歴史的背景に根ざし、平和の尊さを世界に向けて発信する「平和の拠点」としてのイメージが一段と定着しつつあります。

圏域の概況

 圏域の総面積は、371.3km²(平成22年国勢調査)となり、沖縄県全体の16.3%を占め、圏域面積のうち約41.6%にあたる154.49km²は離島町村で占めています。

 圏域の人口は、約67万3千人(平成22年国勢調査)で沖縄県全体の48.3%を占めています。そのうち浦添市、那覇市、豊見城市、南城市、糸満市の5市で86.3%を占め、人口の推移をみると増勢傾向にあるものの、都市地域や都市近郊地域を中心に人口吸引力が強く、離島地域では横ばいか減少傾向をたどっています。(平成17年国調と平成22年国調比較)。また、平均世帯人員や高齢者率、年少人口比率等の指標をもとに、本圏域の人口構造とその傾向をみると沖縄県全体の傾向と同じく「核家族化の進行」や「少子高齢化の進展」が顕著にみられます。特に高齢化は離島地域において著しい傾向にあります。

 本圏域には、沖縄県の就業者全体の半数近くが集中し、沖縄県における産業・経済の中心地となっています。就業構造をみると、那覇市とその近郊では観光産業や情報通信産業、商業・サービス業をはじめとする第3次産業の比率が高く、第1次産業の比率が低い傾向が顕著である一方、都市近郊地域や農漁村地域、離島地域においては農林水産業の重要性が高く、地域の主要産業となっている地域もあります。ただし、離島地域でも座間味村や渡嘉敷村ではサービス産業の占める割合も高く、他の離島地域とは異なる就業構造を有しています。

 南部圏域は、県都・那覇市とその周辺市町で構成される都市地域、都市近郊地域、農漁村地域、また、離島地域という地域特性を有し、多様な地域構造を有しています。広大な広がりをもつ本圏域が一体となって地域振興を行うためには、構成市町村それぞれが役割を分担して、必要とする機能を整備していくことが大切で、圏域の一体性を強めつつバランスのとれた発展を遂げることが求められております。

圏域の概況

(参考)資料沖縄振興計画【3 南部圏域】

 那覇市を中心とする都市地域においては、都市の利便性とアメニティに満ちたゆとりある生活を享受できるように都市機能の再編・再整備を構築する。浦添市から那覇市に至る西海岸においては、空港、港湾等の整備により国際交流拠点の形成を図るとともに、その後背地と一体となった都市の整備を進める。特に、那覇港湾施設の移設が予定される浦添市については、港湾の展開整備と一体となった地域の振興を図る。

 豊見城市から糸満市においては、臨空港型産業や製造業、情報通信関連産業等の誘致・集積を図るとともに、園芸農作物の拠点産地の形成や水産業の振興を図る。与那原町から知念半島に至る東海岸地域においては、農林水産業の振興を図るとともに、健康・保養や歴史散策等を中心とした観光を推進する。

 南風原町、八重瀬町、南城市大里のような都市近郊地域においては、都市近郊型農業等を振興するとともに、良好な住宅市街地の形成に向けた整備を進める。

 離島地域においては、健康・保養や歴史・文化等をテーマとした体験・滞在型観光を推進するとともに農林水産業の拠点産地化を促進する。

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